つけペンを久しぶりに使ってみました

全日本ペン書道展で見た硬筆作品のほとんどは、つけペンで書かれたもののようでした。万年筆の極細では、あんなに細い線は書けないので。どの作品も人間技とは思えないほど、繊細に美しく書かれていて、硬筆作品の素晴らしさは、毛筆では真似できない超極細線にあり!と思いました。

万年筆にも超極細の字幅を販売しているメーカーはあります。プラチナの超極細やセーラーの細美研ぎです。パイロットも昔はUEFをラインナップしていたそうです。プラチナの超極細やセーラーの細美研ぎのペン先はほとんど撓らないので、線に抑揚をつけにくく、つけペンの持つ表現力には遠く及びません。今度、パイロットの15号サイズのEFをUEFに研ぎ出してもらおうかな~。

というわけで、つけペンを久しぶりに試してみたくなりました。家にある、つけペンのペン先は以下の8個です。

  • 日光製 N-サジクローム(No.357)
  • 日光製 N-日本字(No.555)
  • 日光製 ペン習字用NPペン先(No.360)
  • タチカワ製 T-600クローム
  • タチカワ製 T-44日本字
  • ゼブラ製 タマペン(No.120)
  • 中国製 上海126
  • 中国製 上海426

インクはペン習字用開明墨汁を使いました。

日光製 N-サジクローム(No.357)、日光製 ペン習字用NPペン先(No.360)、タチカワ製 T-600クローム、ゼブラ製 タマペン(No.120)は、ペン先の形状がほとんど同じで、丸くスプーン状になっています。私はこの形状のペン先が苦手です。ペン先が丸く猫背状態なので、ペンの先端の位置が感覚と少しずれてる気がして違和感があります。

中国製 上海126には、ペン先の裏側にインクリザーバーが付いています。中国製 上海426には、ペン先の表側にインクリザーバーが付いています(セーラー万年筆でいうところのエンペラーですね)。カリグラフィではインクを多量に消費するので、カリグラフィ用のペン先にはよくインクリザーバーが付いています。中国製 上海126は、ペン先に撓りがないので、線に抑揚が付けられません。中国製 上海426は、ペン先に撓りがありますが、線が太すぎます。つけペンで、これらのペン先を使う意味はありませんね。

私が一番気に入ったのは、タチカワ製 T-44日本字です。ペン先の個体差かもしれませんが、日光製 N-日本字(No.555)よりもインクの出がよくて、書きやすく感じました。また、このペン先で書いただけで、万年筆で書いた時よりも数段上達したような感覚に襲われました。(^_^;) う~む、つけペン、あなどれん。次の画像が、タチカワ製 T-44日本字です。

つけペン

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