木地溜塗りの万年筆

木地溜塗りの万年筆が届きました。スティロアート軽井沢に昨年の11月に注文していたものです。注文してから完成するまでに8ヶ月ほどかかりました。(^_^;) 漆塗りは、木曽の漆芸家 根岸修氏によるものです。

木地溜塗りの万年筆

溜塗りとは、上塗りに顔料を入れていない半透明の漆(透き漆)を塗ったものです。半透明の漆といっても茶色なので、中塗りした漆が茶色味がかって見えることになります。半透明の層が漆塗りに奥行き感をあたえ、とても美しいです。透き漆は透明度が徐々に上がってくるので、中塗りの漆がだんだん色鮮やかに見えるようになってくるという経年変化も楽しめます。

木地溜塗りは、木地の木目が見えるように中塗りをせずに透き漆を塗ったものです。

木目を活かした漆塗りには拭き漆というのもあります。拭き漆は、透き漆を木地に塗っては拭き取るという作業を繰り返し行います。木目が鮮やかに浮かび上がりますが、漆を拭き取ってしまうので、漆塗り独特のトゥルントゥルンの触感は楽しめません。木地溜塗りならば、木目とトゥルントゥルンの触感の両方を楽しむことができます。

木地溜塗りの万年筆

木地溜塗りの万年筆

木地は、タモ杢です。スティロアート軽井沢の数野さんにいい木目を選んでいただきました。

キャップと胴軸の長さの比率は白銀比(1:1.414)にしてもらいました。白銀比は、大和比(やまとひ)とも呼ばれ、日本建築でよく使われているので、日本人の目には黄金比よりもしっくりきますね。また、A3やA4といった紙のサイズは、短辺と長辺の比が白銀比になっています。

木地溜塗りの万年筆

首軸は、カスタム743のものが装着できるようにしてもらいました。カスタム743のEFを装着して、ペン習字に使います。

木地溜塗りの万年筆

溜塗りの写真を撮るのは難しいですね。試行錯誤してみたのですが、結局、あんまり綺麗に撮れませんでした。埃が写っちゃてるし。(^_^;)

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