「したためる展」に行ってきました

「したためる展 ~初夏の軽井沢で『書く』をたのしむ~」に行ってきました。木軸の手作り万年筆を制作&販売している「スティロアート軽井沢」とガラスペンの制作&販売をしている「てとひ」の二人展です。開催場所は軽井沢にある「BITOHA」というギャラリー。

今回の展示会では、ペン習字の先生をお招きして、ペン習字教室を開くという企画がありました。これは、私のためにあるような企画。行かなくちゃあかんやろということで軽井沢まで日帰りで行ってきました。(^_^;) お招きした先生は、小石会(しょうせきかい)という流派の宮崎美香先生です。スティロアート軽井沢の数野さん御夫妻は、この先生のペン習字教室に通われています。

今日の軽井沢はあいにくの雨でしたが、ペン習字教室は午後からだったので、午前中は旧軽井沢銀座を散策しました。軽井沢彫りの作品を見たり、ミカドコーヒーの名物モカソフトを食したり。お昼は、信州の蕎麦をいただきました。軽井沢彫りのボールペンがあったので、物欲を刺激されましたが、思いとどまりました。どうせなら、数野さんに軽井沢彫りの万年筆を作ってもらおうと思いまして。

「てとひ」のガラスペン

私のガラスペンのイメージは、インクを試し書きするための筆記具。ガリガリとした書き心地なので、日常的に使う道具にはならないと思っていました。「てとひ」のガラスペンは、ペン先の調整に相当気合いを入れて取り組んでいるようです。万年筆のFぐらいの字幅のガラスペンを試筆したのですが、驚くほど滑らかにかけました。

極細の商品の在庫がなかったので、購入は見合わせましたが、制作されている藤田素子さんにいろいろとお話を伺うことができました。ガラスペンって、ペン先を破損してしまったら、おしまいと思っていましたが、修復が可能だし、字幅の調整もバーナーで溶かすことにより、再調整することができるとのことでした。ガラスペンを見直しました。(^_^;)

写真を撮ってくるのを忘れてしまったのですが、デザインは、派手過ぎず、シンプル過ぎず、ステキなものでした。

宮崎美香先生のペン習字教室

今までに対面で添削指導してもらった先生は、ほとんどが年配の方だったので、宮崎先生もそうだと思い込んでいたのですが、小学生ぐらいの二人のお子さんを連れて登場されました。今回のペン習字教室のテーマは、暑中お見舞いの書き方だったのですが、自分の名前を添削していただきました。だって、ハガキを書くの苦手なんだもん・・・。これじゃ、美文字クリニックといっしょじゃん。(^_^;)

宮崎先生が楷書と行書で書いた暑中お見舞いのお手本があったのですが、楷書バージョンがすごくかっこよくキマッていました。あとで宮崎先生に伺ったのですが、やはり楷書が好きとのこと。

名前の添削では、行書の描き方の基本を教えていただきました。行書の場合、画をつなげる線以外は、基本的に楷書と同じように書くので、行書を書く上で楷書をしっかりと学んでおくことはとても重要ですとのこと。最近、行書ばかり練習してて、楷書の練習をしていませんでした・・・。(>_<)そういえば、悠渓さんは、パイロットの級位認定課題の練習をまず楷書でやってから行書で練習していますね!

美文字クリニックにしても、今回の企画にしても、対面で指導していただくと、的確に弱点を指導してもらえるので本当にためになります。毎週教室に通うのはしんどいので、こんなイベントがもっと増えてくれるといいですね。

悔やまれるのは今日の天気。晴れていたら、もっと軽井沢を楽しめたのに・・・。いつか、スティロアート軽井沢や「てとひ」の工房を見学に行ってみたいなぁ。

最後に、小石会の競書誌と宮崎先生が書いたお手本です。写真をもっと撮ってくればよかった・・・。字ばかりの記事になってしまいました。(^_^;)

小石

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