久しぶりのブログ更新です。(^_^;)
先週の日曜日、書写技能検定の講習会に参加してきました。開催場所は、王子駅から徒歩5分のところにある順天高校。
以下が時間割です。受講したのは硬筆1級クラス。
この講習会、5月11日にも参加したのですが、今回の講習会の先生方は、5月11日と同じ面々でした。講義内容は、平成26年度第一回の過去問を教材にした講義と添削です。この過去問は夏期大講習会に参加した時に入手していたので、前日に書いて、講義に臨みました。受講生の人数は15人ぐらいだったかなぁ。そのうち、男性は1人でした。
1時限目
1時限目は、第5問 自由作品、第6問 掲示文です。講師は、中央審査委員の佐田先生です。
第5問 自由作品
この問題、私は現代詩を選択します。現代詩を書く上での注意点は以下です。
- 漢字を行書で書いた場合は、平仮名は行書に調和する形で書く。
- 文字の大きさのメリハリが大事。漢字は大、平仮名は小。
- 全体のバランスも大事。
- 鉛筆で書く枠ですが、枠を先に書くか、後に書くかは好きずきなので、やりやすい方でやればよい。
今回の課題文には、「た」が9回も登場します。(^_^;) 添削では、これらの「た」にできるだけ、変化をつけて書くように指摘されました。平仮名も何パターンかバリエ-ションを練習しておく必要がありますね。あと、漢字の線が硬いと指摘されました。
第6問 掲示文
掲示文を書く上での注意点は以下です。
- 字粒を揃える。
- 天地、左右などの余白が重要。
課題文に登場する項目名は、大抵、2文字か3文字なのですが(例えば、「日時」「参加費」等)、平成26年度第一回の課題文では、4文字の「参加費用」が登場しました。この4文字に合わせて、項目名を並べてしまうと、2文字の項目名の字間が空きすぎるので、「参加費用」を少しつぶれ気味に小さく書いた方がよいと指摘されました。
あと、字形と文字の大きさは良いが、字間が少し空きすぎと指摘されました。字間をもう少し詰めて書くと、それぞれのブロックの塊がはっきりとわかり、読みやすくなるとのこと。
昼休み
お昼は、順天高校のそばにある「インドのライオン」というインド料理屋で食べました。キーマカレーとマンゴーラッシーです。
2時限目
2時限目は、第3問 縦書きの漢字仮名交じり文、第4問 横書きの漢字仮名交じり文です。講師は、書写検定協会会長の田渕先生です。
第3問 縦書きの漢字仮名交じり文
5月の講習会の時にもおっしゃられていましたが、問題文にある「連綿で書いてもよい」の意味は、「連綿で書けるところを見せてください」であるとのこと。(^_^;) 連綿で書けるようなところを連綿で書いていないと、合格点を得るのは難しいようですね。添削でも、連綿しているところが少なすぎると指摘されました。
あと、連綿の二文字目は右側に少しずれていないと×ですとのこと。連綿の参考書として、和漢朗詠集や高野切れ第三種をあげていました。
第4問 横書きの漢字仮名交じり文
横書きの漢字仮名交じり文を書く上での注意点は以下です。
- 5行で終わるか、あるいは、6行にちょっとかかるぐらいがよい。
添削では「れ」の字形を指摘されただけでした。
3時限目
3時限目は、第1問 速書き、第2問 楷行草の三体です。講師は、中央審査委員の加藤先生です。
第1問 速書き
特に講義もなく、課題文を実際に4分で書いてみるだけでした。
第2問 楷行草の三体
楷行草の三体を書く上での注意点は以下です。
- 天地は5~7mm空ける。熟語間も字間を空ける。
- 草書は、部首別に覚えて、組み合わせて漢字が書けるようにしておく。
添削では、草書の線が硬いと指摘されました。あと、万年筆の極細では細すぎるので、細字を使った方がよいと指摘されました。うぅ、極細が好きなんだけどなぁ。この問題だけは、細字で書くか・・・。
会場では、書写検定用の練習用紙を購入。夏期講習会の時にも数冊購入したのですが、追加購入しました。試験用紙と紙質が同じというのが嬉しいですね!