夏の大講習会(1日目)

夏の大講習会に参加してきました。正式名称は「第36回 硬筆書写 東京夏期大講習会」です。

夏の大講習会

昨年も参加しました。3日間のハードスケジュールはしんどかったので、二度と参加するまいと思っていたのですが、一年経つと辛さを忘れてしまうもんですね。(^_^; 開講式では、30回連続参加の方が表彰されていました。すごい~。

以下が1級、準1級クラスの時間割です。

1日目
    1時限:楷書臨書
    2時限:仮名臨書
    3時限:模試

2日目
    1時限:講義「中国書道史」
    2時限:漢字仮名交じり文
    3時限:検定合格対策

3日目
    1時限:検定合格対策
    2時限:検定合格対策
    3時限:検定合格対策

廊下に、1級、準1級、2級の試験問題の回答が展示されているんですが、これが素晴らしすぎます。1級は田中鳴舟先生、準1級は加藤泰玄先生、2級は和氣正沙先生が書いています!写真を撮ってきたのですが、それをブログに載せちゃうのはまずいですよね~。

1時限目:楷書臨書

褚遂良の雁塔聖教序を臨書しました。字形、線の強弱、始筆の入り方などを把握するためにトレーシングペーパーを使ってお手本の籠字を書いてみるという練習方法を教えていただきました。裕渓さんの文字スケッチに近い練習方法ですね。

古典を臨書する上での注意点として、古典の字形は現代の感覚ではおかしなものもあるので、そのような字形を真似るのは臨書の時だけにしましょうとのことでした。

先生が使っている筆記具をついチェックしてしまいます。1時限目の先生は、パイロットのハイテックCでした。

昼食

昼食は食堂でいただきました。講習会を申し込む時に食券(500円)の購入も申し込んでおく必要があります(食券の当日販売はない)。

昼食(1日目)

なんだか、ちょっと寂しいですね。(^_^; でも、昨年は駅前まで食べに行ったのですが、食堂の方が楽ちんでいいです。暑い中、駅前まで食べに行くのはしんどいですよ。来年参加を考えている方には食券を申し込むことをお勧めします。

2時限目:仮名臨書

伝・藤原行成の粘葉本和漢朗詠集を臨書しました。安部仲丸の「あまのはらふりさけみれば・・・ 」などです。

添削で注意されたのは、字形や線質はよいけど、字の幅が足りないとのこと。幅のある字を控えめに書いてしまっていました。

変体仮名を含む和歌を臨書するのは今回がほとんど初めてでした。行書で漢字を書くのが好きなのですが、和歌も好きになりました!指先だけで書いていたのでは、連綿につぐ連綿に息切れせずに対応できません。腕全体をなめらかに移動させながら書くようにしなければいけませんねぇ。難しい~。

先生の筆記具は、パイロットのデスクペンペンジでした。

3時限目:模試

書写検定の模擬試験です。といってもオリジナルの問題が出るわけではなく、過去問です。速書きは脱字してしまったし、漢字仮名交じり文(縦書き)では誤字。ひどい出来でした・・・。この失敗は、本番で活かします!

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