現在、日本橋三越本店で「世界の万年筆祭」が開催されています。万年筆祭の毎年恒例のイベント「桜井紀子先生によるペン習字講座」に参加してきました。桜井先生はパイロットのペン習字通信講座でA系統の先生をやられている方です。昨年参加した時の記事はこちら。ちなみに、パイロットの万年筆のペン先を紹介するページで、「永」の字を書いたのは桜井先生です。
昨年は、講座の開始時間に私一人しか参加者が集まらないという事態が発生しましたが、今年は集まりがよかったです。(^_^;) 桜井先生は、私のことを覚えていてくれました。
今回の講座は「おとなのひらがな」と題して、ペン習字の平仮名を習いました。ペン習字講座で習う平仮名は、小学校で習う平仮名と字形がだいぶ違うものがあるんです。講義や添削時に先生から教えていただいた中で、私が気になったポイントをまとめてみました。
- 緩やかな曲線を描く平仮名の一画一画は、楕円の一部をイメージして書くとよい。
- 指先だけで書こうとせず、手のひらの小指側の付け根を支点にして、手全体を自由に動かして書く。指先だけで書こうとすると、窮屈になってしまう方向への曲線は、手のひらの小指側の付け根を支点にして、ペン先をひねるようにして書くとよいということでした。文章で上手く表現できません・・・。(^_^;)
- はらうことになる一画は、始筆で十分に筆圧を加えて、スピード感を持ってはらうこと。はらった後のフォロースルー(ペン先が紙面から離れてから勢いで移動する距離)を十分に取ること。
講座終了後、桜井先生から声をかけていただいたので、ここぞとばかり、練習中の級位認定課題を見ていただくことに!本庄先生、和氣先生に続き、桜井先生にも!「れ」「散」の字形、「れて」の連綿方法など、細かい点をいくつか指摘していただきましたが、一番の課題は筆勢にあると言われました。段レベルになると、筆勢が重要になってくるとのことでした。先日、和氣先生からは、「これじゃ、おばあちゃんが書いた作品みたいじゃない」と言われてしまいました。>_< とても弱々しい筆勢に思われたのでしょう。
2月1日に受験してきた硬筆書写検定1級ですが、理論は合格、実技は不合格でした。不思議なことに、楷行草の三体問題が合格点に達していました。時間切れで書き殴り状態になってしまったので、一番自信がなかった問題です。丁寧に書いた他の問題が不合格で、急いで書き殴った問題が合格。これも筆勢と関係してそうですね。筆勢を身につける訓練が必要なようです。最大の課題が見えてきました。
文字ばかりの記事になってしまいました。(^_^;) 画像がないのは寂しいので、画像を一枚。「世界の万年筆祭」と同時開催している「熊本展」に出店していた「こむらさき」というラーメン屋の「骨付きカルビラーメン」です。