5月24日(日)、「良いモノ一生モノ出会い展6」に行ってきました。エボナイト製万年筆の日興エボナイト製造所、帆布バッグの白井デザイン、木製万年筆のスティロアート軽井沢の展示会です。会場は、谷中にある「ぎゃらりぃ茶屋町三番地」。
今回で6回目の開催ですが、私はたしか3回目ぐらいから行くようになりました。今回は、最終日に漆芸家の野村昌子さんが新作を持ってやってくるというので、それに合わせて行くことにしました。
野村さんが持ってきた新作万年筆がこれです。螺鈿をふんだんに使ったものになっています。出来たてのホヤホヤで、漆がまだ乾ききっていないとのこと。(^_^;)
書写検定1級に合格したら、その記念に野村さんにオーダーしようと思っています。いつになることやら・・・。
スティロアート軽井沢の今回の目玉商品は、新作のクモバです。クモバは、木製クリップが付いたバランス型の万年筆です。スティロアート軽井沢の万年筆は、アサマ、タウトなど、ベスト型ばかりだったのですが、ついにバランス型の登場です。
右端のクモバの素材はココボロ、左端のクモバの素材は紫檀だったと思います。黒檀のクリップとの色合いが最高で、物欲に悩まされました。(^_^;)
もう一つの目玉商品は、杉金蘭杢の万年筆です。軸が美麗なだけでなく、杉の香りがさわやかでした。
私は銀座五十音で購入した木軸の鉛筆補助軸を店主の数野さんに見せようと思い持ってきていました。それを取り出し話し始めた時、私の後ろに立っていた人がツッコミを入れてきました。ふと見上げると、そこには、なんと五十音の店主の宇井野京子さんが!!!変なことを話さなくてよかった。焦りました・・・。(^_^;) 会場には、信頼文具舗の和田哲哉さんや世界の万年筆コレクターすなみまさみちさんもいらっしゃいました。五十音の木軸の鉛筆補助軸というのは、これです。
お昼に会場をちょっと抜け出して、近所にあるレストラン「筆や」で食事。特製ビーフシチューをオーダーしました。
目玉商品以外にも、こんなにたくさんの美麗な木軸万年筆が並んでいました。
漆塗の万年筆も並んでいました。左から、朱漆、赤溜塗、木地溜塗です。
スティロアート軽井沢の店主の数野さんは、御夫妻でペン字を習っています。いいですね~。先日、数野さんは、奥さんの修子さんに先に昇級されてしまったとのこと。その時は、すごく不機嫌になってしまったそうです。(^_^;) そこで、数野さんが開発した新兵器がこれです。
自分専用のつけペンです。ペンレストになっているのはキャップなんです。このしくみは機能的でいいですね!ペン先にはプラチナ万年筆の3776のペン先を付けてみたそうです。つけペンなので、ペン芯はないです。(^_^;) 万年筆のペン先でも意外とインクがのるとのことです。
私が昨年の11月に注文しておいた万年筆と今回購入した物については、別記事で紹介しようと思います。