今年も「したためる展 in 谷中 漆祭り」に行ってきました。木製の文具を制作しているスティロアート軽井沢が主催する展示会です。漆工房「琳」の根岸修さん、漆芸家の野村昌子さんが制作された漆作品も展示されます。昨年の記事はこちらです。
まずは、根岸さんの作品からです。
左から、アサマやタウトの木地溜呂色仕上げ 6本、シラネの金箔 2本、シラネの朱漆 2本、シラネの赤溜塗 2本。シラネの金箔は新作です。金箔の破片を貼り付けた上に溜塗りしたものなのですが、二層構造になっていて、金箔が奥に見えるものと手前に見えるものがあります。これにより、万年筆の表面に奥行きを感じさせてくれます!下の画像は、シラネの金箔をアップで撮影したもの。すぐに1本売れてしまいました。(^_^;)
次は、野村さんの作品です。
超美麗な螺鈿尽くしの万年筆たちです。ちょっと変わった柄のもありますが…。(^_^;) 左から二本目(拡大したものが下の画像)は、通称「バオバブの木」と呼ばれる柄ですが、「大根」に見えるとの意見も。(^_^;)
次は、スティロアート軽井沢の数野さんの作品です。
木軸に拭き漆を施した万年筆たちです。希少素材の黒柿の拭き漆もあります。横に寝かせて置いてあるのは、今回の新作モデルのタウトRです。タウトの頭とお尻を丸めた、いわゆるバランス型の万年筆です。
希少素材のスネークウッドの万年筆もたくさん展示されていました。
根岸さんの金箔の溜塗りが気に入ったので、別のモデルに金箔の溜塗りを施してもらうことにしました。出来上がるのは5月の展示会までにという話、楽しみです。前日が会社の忘年会で、飲み過ぎて二日酔い状態だったので、今回は早々に会場を後にしました。(^_^;)