夏の大講習会(3日目)

夏の大講習会、3日目です。

1時限目:検定合格対策

「第5問 自由作品」の対策講義でした。自由作品は、和歌、現代詩、漢詩の中から課題を選択できます。私は漢詩を選択することにしました。今までは現代詩を練習してきたのですが、平仮名ってつくづく難しいと思い、変更しました。(^_^;

漢詩を書くコツは以下の3点。

  • 行書で書く(楷書を美しく書くのは極めて難しいので)。
  • 一行目と二行目の上下は揃える。
  • 一行目と二行目の字間は揃っていない方がよい(揃っていると平凡で、つまらない印象になる)。

巨大な漢字を10文字書くのですが、巨大な漢字を万年筆で書くのは初めてだったので、最初に書いた一枚は字の大きさが揃わずに酷い出来でした。大きいと字の下手さも目立つし、添削してもらうのが恥ずかしかったです。10枚ほど練習してなんとか見られるものになりました。

先生が使っていた筆記具は、パイロットのデスクペンペンジ(DPP-100)でした。DPP-100の使用率、高いですね。

昼食

本日も食堂でいただきました。

昼食(3日目)

昼休み

書写関連グッズの販売コーナーで、つけペンの軸、ペン先、墨汁を購入しました。

2時限目:検定合格対策

「第1問 速書き」と「第4問 漢字仮名交じり文(横書き)」の対策講義。

速書きのコツは以下の4点。

  • 上3mm、下2mm程度、行頭と行末は5mm程度空ける。
  • 字つぶを揃える。
  • 出来れば、漢字は行書で書く(頻出する糸偏や木偏を書く速度が大分違ってくるので)。
  • 筆圧が上がってしまう人は、もっとペン先寄りを持って、ボールペンを立てて書くとよい。

第4問のコツは以下の3点。

  • 上4mm、下2mm程度、行頭と行末は5mm程度空ける。
  • 横幅の短い文字(例えば、「り」など)を行末にぴったり書いてしまうと行末が揃って見えないので、通常の1文字分の幅があると想定して書く(つまり、行末が少し空く)。
  • 漢字は楷書なので、始筆が大事。斜め45度からトンとペン先を入筆させてから送筆する(毛筆の先端でできるような尖った部分がほんのわずかにできる)。

始筆をクイっと意識的に曲げて書くのは、線がクドく見えてしまいますが、上記の方法だとすごく自然かつ美しく見えます!基本的なことながら、ちょっと感動しました。(^_^;

先生が使っていた筆記具はパイロットのハイテックC(1日目の1時限目と同じ先生です)。先生が模範解答を書いてきてくれたのですが、それは、ぺんてるのスリッチ0.4mmで書いたとのこと。とても綺麗な線で書かれていたので、極細のゲルインキボールペン、侮れんなぁと思いました。帰り道に丸善に寄って、スリッチ0.4mmを購入しました。

3時限目:検定合格対策

「第6問 掲示文」の対策講義でした。

掲示文のコツは以下の3点。

  • 掲示文の額を意識して、四方の余白を十分に取る。
  • 3つのブロック(題、内容、主催)の間を空ける。
  • 準1級となると、美しさや正しさも重要。

模擬試験では、額と3つのブロックを意識していない回答が多く、多数の人が不合格になっているとのこと。これらを意識して十分な空きを取ると文字がだいぶ小さくなるので、油性マーカーの中字だと字がつぶれてしまいます。筆記具を再検討しないと・・・。

先生が使っていた筆記具は、謎のサインペンでした。ぺんてるのかなぁ。

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