今年も芝風会(しふうかい)の書作展に行ってきました。パイロットペン習字講座のB系統の先生や競書誌「ぺん時代」の先生方が制作された作品の展示会です。開催場所は駒込にある北里画廊。開催期間は、2017年1月19日(木)~22日(日)。昨年の記事はこちらです。
会場には10時ちょっとすぎに到着。受付は古谷晶子先生でした。芳名帳に記入して、展示作品の鑑賞開始。まだ来ている人もほとんどおらず、ゆっくりと見ることができました。硬筆作品は、竹ペン、葦ペン、割り箸といった特殊な筆記具で書かれたものが多かったです。
作品を一通り見終えた頃、本庄加津子先生が来場したので、ご挨拶。その後、展示作品を見ていると、本庄先生が話しかけに来てくれました。本庄先生の展示作品「威風堂々」についてのお話や本庄先生が鷹見芝香先生から書を学ぶことになったいきさつなどをうかがいました。
「硬筆書写検定1級にまだ合格できずにいます。この前の試験は上手に書けたと思っていたんです。もしかしたら、文部科学大臣賞を受賞してしまうんじゃないかとドキドキしていたんですが…。」と言ったら、「それは無理!」と笑われてしまいました…。(^_^;
本庄先生から「何か書いたものがあれば、見ますよ〜。」と言っていただけたので、パイロットの級位認定課題(12月号の清書と1月号の練習帳)とわかくさコンクールの作品を見ていただきました。今回は、いっしょに見に行った方がいたんですが、その方も自分が書いたものを持って来ていたので、いっしょに添削タイム。\(^o^)/
「下敷きは何を使っているの?」と聞かれたので、持って来ていた毛筆用下敷きを見せて、「これを使っています」というと、「私もそうなの。」と本庄先生。日ペンの小高桃果先生も毛筆用下敷きを使っていましたね。某講習会で、ある先生から毛筆用下敷きなんて使ったら紙に穴が空いちゃうからダメと言われたことがありましたが、今後も毛筆用下敷きを使っていこうと思います。(^_^;
級位認定課題については、字形の細かなところをいろいろと指摘していただけました。「まだ、細部に意識が行き届いていないところがありますね。」とのことでした。
わかくさコンクールの作品については、「綺麗に書けているけど、字典に書いてある字を配置しただけというものにしかなっていないです。字典に載っている字形だけでなく、いろいろな字形を学んで、それを作品に使ってみて、試行錯誤してみるとよいです。」とのこと。「どういうものがよい作品なのか、さっぱりわからないので、自分でどこを修正すればいいのか、わからないんです。」と相談すると、「最初は誰でもそう。他の作品をたくさん鑑賞して、何か感じるものがあれば、それを自分の作品に反映させてみる。それを繰り返していくうちに、わかってくるようになります。私も歩んだ道です。」とのこと。
最後に、「あなたの作品は、他の先生方からも綺麗だとよく言われるんですけど、綺麗なだけではダメ。綺麗なだけでなく、何か魅力を感じるものでなければ。その辺の道で売っている絵もいっしょ。綺麗に描かれているけど、それだけのものにしかなっていない。」とアドバイスをいただきました。うぅ、難しい…。>_<
というわけで、今年も本庄先生から暖かく厳しいご指導をいただきました。m(_ _)m
帰り支度をしていると、C系統の先生である大津仁美先生が来場。ご挨拶をしてから、会場を後にしました。お昼ご飯は、駒込にある割烹料理屋「岩むら」で「岩むら定食」をいただきました。(´ω`)