11月10日(日)に硬筆書写検定試験の準1級を受けてきました。私が受けた会場の受験者の数は、1級が5名、準1級が9名でした。例年の合格率は、1級が13%ぐらい、準1級が20%ぐらいなので、合格するのは9名のうち2名だけですね。はたして、この2名に入れたのか・・・。
理論問題は前回合格しているので、今回は実技問題だけです。
第一問 速書き
試験開始前に全ての答案に試験会場名と受験番号を記入するのですが、この段階で手に震えが来ました。(^_^; 全文を書くことはできましたが、手が震えてしまって、特に文章の後半は酷い出来でした。字粒や左右の余白などは悪くはないと思います。一応、全文を書き切ったので、合格最低点はもらえたのかなぁ・・・。
第六問 掲示文
速書きのために手が震えてしまっているので、私は掲示文からやることにしています。定規で文字の配置決めをしていると手の震えがおさまってくるので。筆記具は寺西化学工業のマジックインキ(細書き用)にしました。以前はパイロットの油性マーカー中字を使っていたのですが、インクの匂いが臭くて気持ち悪くなるので、変更しました。でも、この変更、失敗でした・・・。(^_^; マジックインキは書写検定の答案用紙だと滲みます。パイロットの油性マーカーはまったく滲みません。文字の配置や大きさは定跡通りに書けました。字形や線質もそんなに悪くなく書けたと思いますので、合格点には達しているのではないかと思います。
第五問 自由作品
漢詩を選択しました。5文字ずつ2行で書きました。文字や枠の大きさ、字形、線質は悪くはないと思いますが、文字の配置がいまいちになってしまいました。左右の文字の位置がほとんど揃ってしまっていて、面白みにかけるものに。合格点に達しているか、微妙です。
第四問 横書き(楷書)
数字が行をまたぐようなことはありませんでしたが、行末がちょっと乱れてしまっている行がありました。あと、行末の調整に気を使い過ぎて字間が微妙に揃っていないとかもあったりしました。合格点に達しているか、微妙です。
第三問 縦書き(行書)
一番苦手な問題です。時間的に余裕があったので、じっくりと取り組むことができました。連綿は一カ所だけにしました。特にミスはなく、自分の実力相応の答案が書けたと思います。でも、合格点に達しているか、微妙です。(^_^;
第二問 楷行草の三体
この問題も時間的に余裕があったので、じっくりと取り組めました。準1級と1級の過去問(6年分)に登場した草書体は全て暗記していきましたが、知らないものが2文字出題されました。6月の試験は過去問に登場したものしか出題されていなかったので、今回は余裕をぶっこいていました。(^_^; とりあえず、自分で草書体を創造して書きました。(^_^; 他は、自分の実力相応の答案が書けたと思います。合格点に達しているか、微妙です。
私もそうなんですが、筆記具に万年筆を使う人に注意点を。書写検定の答案用紙、パイロットのブラックインキや色彩雫(いろしずく)の竹炭だと少し滲みます。セーラー万年筆の極黒ならば、まったく滲みませんので、極黒を使うのがよいと思います。
理論問題免除だったので、時間的に余裕があり、試験の終了時間の10分ぐらい前に退室しました。試験結果がわかるのは、1ヶ月後ぐらいです。以上、検定試験の報告でした~。
画像がないのは寂しいので、リラックマのペットボトルカバーの写真でも。(^_^;