今年もわかくさコンクールの季節がやってまいりました。平成30年度わかくさコンクールの課題は、古今和歌集から以下の歌です。
雪のうちに 春はきにけり うぐひすの
こほれる涙 今やとくらむ
作者は、藤原高子(通称:二条后)。この御方、在原業平と恋愛関係にあったとか…。在原業平が詠んだ歌といえば、「ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くゝるとは」がありますね。落語で有名なので知ってる。(´ω`)
今回の課題については、良い参考書を見つけました。それは、この本です。
「かな墨場必携 古今集を書く」日本習字普及協会著
この本には、以下の4人の先生方が書いた古今和歌集の作品例が載っているんですが、作品例だけでなく、古典から集字した漢字と仮名の一覧が載っています。(´ω`)
今回のわかくさコンクールの課題文についても、関戸本古今集からの集字結果と津田静鳳先生が書いた作品例が載っています。津田先生といえば、夏の大講習会で大変お世話になりました。つい先日も神保町ブックフェスでお会いしました。(´ω`)
せっかく集字したものがあるので、まずは、関戸本古今集の字を使って布置などの検討を始めたいと思います。ちなみに、作品の〆切は、来年の1月18日(金)です。(´ω`)
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