第39回芝風会書作展に行ってきました

雨が降る中、芝風会(しふうかい)書作展に行ってきました。パイロットペン習字通信講座のB系統の先生や競書誌「ぺん時代」の先生方の展覧会です。開催場所は駒込にある北里画廊。開催期間は、2020年1月16日(木)~19日(日)。一昨年の記事はこちらです。

芳名帳は、筆ペンを使い、楷書で書きました。筆ペンを使うのにはかなり慣れたつもりでしたが、寒かったのもあって、手が震えました。(´ー`)

毛筆作品では、本庄加津子先生が書いた作品が印象に残りました。四行の行頭が「本庄富苑(本庄先生の雅号)」になっている作品。絶妙に崩し変形させた字形、繊細で強弱ある筆使いに見応えがありました。しばらく作品の前で筆の流れを追っていました。(´ω`)

硬筆作品では、堀津節子先生の作品「あるがまま雑草として芽をふく」が印象に残りました。1行目の「あるがまま」を少し硬くぎこちなく書き始め、2行目の「雑草」の文字をド~ンと真ん中に大きく、3行目の「として芽を」を傾かせて「芽」を中央にもってきて、最後に4行目の「ふく」を柔らかくやさしげに書いて終わっていました。これを筆のようなタッチで書いてありました。(´ω`)

あと、気になったのは加藤玲子先生の硬筆作品。うっすらと背景に何かが書いてあると思い、よく見てみると、カレンダーの文字でした!@_@;工藤シゲ子先生にお話を聞くと、裏打ちする紙を黒っぽいものにすれば、透けないのですが、白い紙で裏打ちしたので、透けてしまったんだとか…。カレンダーの裏はとても書きやすく、練習ではよく使うとのこと。

工藤先生からは高田香雪先生の逸話もお聞きしました。草書の添削をしていただいた時、この字形は書譜の何行目の何文字目に書いてあるから確認しなさいと言われ、実際に書譜を見てみると、そこにその字があったそうです。(´ω)

作品を一通り見て回った頃、本庄加津子先生が来たので、新年のご挨拶。

硬筆作品に使った筆記具について質問すると、ペン先に4つの溝がある特種なつけペンを見せてくれました。初めて見るペン先でした。毛筆作品に使った筆も見せてくれました。穂先のなが~いフニャフニャの筆で、こんなんで字が書けるんかいと思いました。(´ω`)

私が今やっているペン字関連の活動について聞かれたので、パイロットの級位認定課題の添削、競書誌「ペンの光」、ペン習字教室に通っていること、全日本ペン書道展、秋華会書作展、わかくさコンクールなどについてお話ししました。あと、低迷しているパイロットの私の成績についても気にされているようで、他の競書をやっていることが悪影響を与えているのかもしれないとのことでした。

最後に堀津節子先生にも挨拶をして、会場を後にしました。外に出ると、雨は雪に変わっていました。

昨年の芝風会書作展はブログを書くのを忘れてしまいましたが、今年は忘れないうちにと思い、帰宅後すぐに書きました。(´ω`)

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